2024年7月12日発売の「Z6III」を一足先に体験できるということで、大阪旅行のついでにニコンプラザ大阪へ立ち寄りました。
Z6III体験会の内容
受付の人に案内されるまま、ブース内に入ります。
体験時間は10分ぐらい。時間制限があります。
ブースに入れる人数が限られているので、混雑している場合は予約券を発行して順番待ちになるようです。
ブース内には1体験ごとに「Z6III」と比較用の「Z6II」がそれぞれ配置されていました。
体験内容は以下の通りです。
- 動体・連写性能
- ポートレート
- ファインダー
- プリキャプチャー
- フレキシブルカラーピクチャーコントロール
動体・連写連写性能
電車の模型が動いているところを撮影できます。
ここで印象に残ったのは
- ファインダーがブラックアウトしないので、ストレスなく電車が追える
- AFが電車の顔にガッチリ食いつく。
難しい動体撮影は全部カメラ任せでOKになりました。もう置きピンとか意識しなくていい。
人間はファインダーに映る電車を追いかけながらフレーミングだけを考えたらいい。そして、良いところでシャッターボタンを押して連写するだけです。
Z6IIIの動体撮影はとにかく楽で集中できました。
ポートレート
ライトアップされた人形を撮影できます。
レンズはマクロレンズのNIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR Sが装着されていました。
ここで印象に残ったのは
- ファインダーに映る人形がとんでもなく綺麗
Sレンズとの組み合わせだと、ファインダーの中の立体感が素晴らしく、プロの写真でしか見たことの無いような世界が広がっているんです。
シャッターを切れば「これが自分で取れるのか」と胸の高鳴りを感じました。
ファインダー
壁に景色の写真が貼ってあり、色味と明るさを確認できます。
Z6IIIの方が解像度が上がっている分よりリアルに見えます。
Z6IIも決して悪くない(むしろ良い方)のファインダーなのに、一度覗くともうZ6IIには戻れないほど色の鮮やかさや明瞭感が違いました。
プリキャプチャー
ぜんまいを巻くとジャンプするおもちゃを撮影できます。
これはプリキャプチャーの体験だったみたいですが、使い方が良く分からずに体験できませんでした。
Z6IIIでは1秒前の画像も残るようですが、ひたすらジャンプする被写体にわちゃわちゃしながらシャッター切って楽しみました。
フレキシブルカラーピクチャーコントロール
ゴシックな雰囲気を醸す部屋のセットを撮影できます。
プロの方が作ったピクチャーコントロールをダウンロードでき、使えるという優れもの。
パナソニックだとLUTという機能のニコン版ですよね。
色づくりは難しいもので、自分で設定を弄ってもイマイチ思い通りの雰囲気にならず、何をどうすれば分からなかったりするので、プロの方を参考にできる・手軽に使えるのは便利だなと思いました。
まとめ
ちなみにZ9やZ8は体験したことがないので、純粋に「Z6III」に触れて思ったことですが、
素人だとZ6IIIが一台あれば「写真も動画も非常に高い水準で不自由なく出来る機種」と感じました。
これ以上カメラに何を望むのか・・・という感じです。
難点は円安で約40万という価格ですが、体験したらむしろこの値段でも頑張って手を伸ばしたくなる魅力があります。
私が特に感動したのは、上級機のZ9やZ8を凌ぐ進化をしたファインダーの素晴らしさです。
撮影体験の部分で、本当に気分が上がるのでぜひ一度覗いてみてください。