高級タイヤ「レグノGR-XⅡ」の感想:乗り心地が硬いクルマと相性がいい

純正タイヤは20,000kmしか走っていませんでしたが、思い切ってレグノGR-XⅡに交換してみました。

デミオXDは「16インチタイヤ」&「サスペンションが硬め」なので

  • 舗装が古くなりデコボコした路面
  • 大きい段差やつなぎ目のある道路

はガツンと突き上げられるような硬さが気になる場面があるんですよね。

乗り心地を改善するための「インチダウン」を試したのですが、タイヤ剛性が落ちるので直線を走る時の安定性がよくありませんでした。

走りも重視するなら、16インチの安定性を確保したままタイヤを変えて乗り心地を良くする方が絶対良いです。

レグノに交換した結論を言うと、乗り心地が全然違うので本当に良かったと思います。

エジサモ

初レグノでしたが、このタイヤは本当にすごい!

【目次】

レグノGR-XⅡを装着して変わったこと

レグノがついに愛車に!
走行時の状態

■ タイヤ

185/60/16(純正ホイール使用) 
前輪:260kpa 後輪:230kpa
窒素ガス充填

■ 装着パーツ

UltraRacing フロントメンバーブレース
UltraRacing リアメンバーブレース
AutoExe ターボパイプ
RECARO SR-7

①:乗り心地 走行中の硬さが気にならなくなる

路面から来る衝撃すべての角が取れて丸くなり、不快に感じていた突き上げ・硬さは気にならないレベルになりました。

かといってフワフワ系の走りではなく剛性感はしっかりあるので、すごく質の高いクルマに乗っている感覚です。

これは本当に好きな乗り味。コンパクトカーでもここまで変わるのかと。

  • 衝撃を受ける瞬間の数mmだけやわらかい

ので、突っ張った硬さを感じるクルマにベストマッチする不思議な感覚のタイヤです。

特に、駐車場の減速帯など低速で「ゴン!」と来ていた場所では、突き上げがとてもマイルドになったことを強く体感できました。

エジサモ

クルマに乗るとすぐ寝る妻が、さらに短い時間で爆睡。
快適すぎると感じるらしいです。

②:操縦性 走りは軽快でハンドルは軽い

転がり抵抗が少ないので走り出しが一気に軽くなりました。

クリープ状態でもスイスイ前に出る感覚は、エンジンをかけてギアをDに入れて発進した直後にすぐ分かります。

また、ハンドルも力を入れずにクルクル回せるので、駐車時の切り替えしはすごく楽でした。

ゴムを無理やりねじるような感覚がなくなり、設置面がスムーズに動くのをハンドルから感じ取れます。

また、山道のカーブでもハンドルを切った通りに曲がっていき、軽い操作感とは裏腹にしっかりグリップします。

加速が滑らかなのでターボがかかる(1500rpm)辺りの変速でアクセル開度が合わずギクシャクしていたところは、車体の揺れを出さずコントロールできるようになりました。

③:高速走行 直進性は純正タイヤとほぼ同じ

ハンドルを切った時の応答性がよくなった影響で、高速走行ではほんのわずかに修正蛇が増えた気がします。

これは、フロントメンバーブレースを装着してハンドル中央の遊びが少なくなっているため、余計に感じるのかもしれません。(純正だと違うのかも)

ただ、純正タイヤとほとんど変わらないですし、追い越し車線を使って素早くレーンチェンジような場面のコントロール性はレグノの方が良かったです。

純正タイヤがとても優れているというより、「コンフォートタイヤなのにしっかりとした剛性も確保されている」と考える方が良いですね。

④:遮音性 コンパクトカーでも静かになったことがわかる

車内に響くロードノイズが明らかに小さくなって、オーディオの音量は-2しました。

デミオはコンパクトカーなのでもともとのボディの遮音性は低めでそれなりに音は入ってくるのですが、効果は十分ありました。

ロードノイズの変化は

  • 「ゴンゴン」→「ドンドン」
  • 「ゴー」→「コー」

といった感じです。

レグノは人間が不快に感じる音域が少なくなるよう設計されているようで、聞こえる音も丸くなりました。

おわりに:レグノGR-XⅡのデメリットは価格。でも、純正タイヤとはまるで違う

製造週はとても新しかった

価格は高いですが、純正タイヤと比べるのは失礼なくらい乗り心地が違うことをクルマ好きならすぐに体感できます。

フラッグシップタイヤのレグノでダメなら乗り心地に関してはそのクルマの限界ですから、スッキリ諦めもつくだろうと思っていたら非常に満足な結果になりました。

今までは「消耗品のタイヤだし、お金をかけるのはどうなんだろう?」と思っていたのですが、考え変わります。

クルマに乗るのがより一層楽しくなりました。

【目次】