DJデミオ(XD・6AT)の欠点のひとつに「出足もっさり感」があり、気になっていました。
交差点の加速がワンテンポ遅れるし、アクセルを踏み増すと逆に加速しすぎるといった感じです。
調べた結果、この現象はどうやらターボパイプ交換で解消できそうだと判断したので、実際に試してみました。
この記事では、ターボパイプ交換後に街乗りをして分かったメリット・デメリットをまとめています。
参考になれば幸いです。

現在はデミオから乗り換えていますが、備忘録として残します。
AutoExeターボパイプ交換後のイメージ
純正状態が真ん中だとすると、こんな感じに変わります。
ターボラグが少なくなったのと1,500回転以下の領域でもクルマがちゃんと前に出るので、交差点の加速力にストレスを覚えることは無くなりました。
アクセルの踏み量が全体的に底上げされたような印象を受けます。
反面、街乗りではスピードが出すぎる場面もしばしばあり、アクセルペダルを踏むというよりは乗せておく感じに変わります。
AutoExeターボパイプのメリット
出足もっさりは解消する
1,500回転以下のレスポンスが良くなったことで、街乗りにおいて出足の加速に不満を感じることはありません。
正直、出足もっさりに関してはATの制御(早すぎる変速)によるものだと感じていて、MTモードで2速を使って少し引っ張ることで解決するのですが、街乗りにMTモードって手間ですからね。
6ATの出足もっさり解消に重きを置くならターボパイプ交換は最適解だと思います。
幹線道路・高速の合流や追い越しがとても楽
アクセルを踏み込んでいくとグングン速度が伸びて法定速度の限界にあっさり到達するので、合流や追い越しの場面でパワーが足りないと感じることが無くなりました。
そのため、追い越し車線で後ろからクルマが迫ってきてヒヤっとする場面が減ったため、無駄な緊張をしなくて済むように。
加速力だけでいえば、「本当にデミオはコンパクトカーなのか?」と疑うほど強烈な印象を受けました。
燃費が少し良くなる
今までより低回転で走れるので、アクセルの踏み込み量が相対的に少なくなり、燃料消費量が減ったのか燃費が良くなったと思います。
燃費計を見るとこんな感じでした。(エコ運転+エアコンON)
街乗り | 19km〜20km |
高速(80~90km/h巡行) | 26km〜28km |
わりと燃費オバケなクルマになります。
AutoExeターボパイプのデメリット
アクセル操作に気をつかう
ほんの少し踏むだけで十分なスピードが出るため、アクセルの踏む範囲が狭くなった感じがします。
ラフなアクセル操作ができないので、踏み方には気を遣うようになりました。
また、カーブを曲がる時にアクセルを踏むとフラフラ感が強調される印象を受けます。
この点は運転が上手い人なら気にならないなのかもしれませんが、個人的には「街乗りしやすさ」といった点のバランスは崩れてしまったなと感じました。
しかし、「慣れ」と「ドライバーの好み」で大きく変わる部分なので難しいところですね。
レーダクルーズ使用時の加速がちょっと急
アクセル開度が同じなのにパワーが上った分は、コンピュータは判断してくれません。
同じ速度に達するまでの加速感はちょっと過剰じゃないかと思うように変化しました。
純正の滑らかな加速制御ではなくなるので、保持する車間距離を短くしていると前方のクルマに突っ込んでいく感じが最初は怖く感じました。
とはいえ、巡行状態の車間調整は問題なく、設定速度は維持されるので慣れな部分はあるのですが。
ただ、万が一の自動ブレーキといった安全装備への影響は確実にあると思いますね。
レーダークルーズ時のクルマの動きは純正の方が好きでした。
冬場にエンジンをかけてすぐターボ加給がかかると、ガラガラと大きな音を立てて急加速をしてしまう
冬場の朝、水温計マークが消える前のアイドリングが高い状態に運転するとき、アクセルを踏んでターボ過給がかかるとエンジンが「ガラガラガラッ!」とすごい音を立てて急加速することがありました。
故障ではないのでしょうが、初めて体感するとビックリして焦ります。
回避方法は「水温系のマークが消えるまではそっと慎重なアクセル操作をする」ことです。
1,500rpm辺りではアクセルを雑に踏まないようにしましょう。
おわりに
AutoExeターボパイプの個人的な感想は「満足:7、不満:3」の割合です。
出足もっさりが無くなり、クルマを買い替えたような加速感が手に入ったのでどちらかといえば交換して良かったと思います。
ただ、他も弄りたくなってくるので終わりが見えない散財に突入することも・・・!