S9のホールド感に不満があれば「SmallRigのL型グリップ」を取り付けましょう。
このグリップはPanasonicと共同設計のため、もはや純正品といっても過言ではないフィッティングの良さがあります。
実際に購入したので、取り付けてみて分かったことをまとめてみました。
グリップ本体
グリップの素材はアルミ製です。指をかける部分も十分な剛性が確保されており、共同設計ならではの作りの良さがうかがえます。
底面にはアルファベットの「Q」みたいなパーツが付属しています。これは底面のネジを締めるために使うもので、マグネット吸着でピタっと収納可能です。少し指が触れたくらいでは落ちません。
フィッティング・指がかり
取り付け後のガタは当然なく、見た目もイカつくなりすぎず良好です。
グリップ装着後はカメラの高さが縦方向に延びるため、S9をつかんだ時の小指余りについては、私のように成人男性の中でも手が小さい方であれば完全に解消できます。
重量感
グリップ取り付け後は地味に重く感じました。
レンズ込みの合計重量はフルサイズカメラとしては軽い部類ですが、グリップまで含めると以下の通り600gほど。
カメラ(バッテリー、SDカード込み) | 483g |
レンズ(26mm F8) | 58g |
グリップ | 50g |
合計 | 596g |
また、後付けグリップのデメリットとして、重さが底面だけに加わるのでカメラの重量バランスが崩れるのはあります。
ただ、ホールド力はグリップのおかげで向上するため、多少の重さは割り切れました。
アンカーリンクスを取り付ける
このグリップのもう1つのメリットとして、左右にある「ストラップ取り付け部」に注目してください。
私は右下に「アンカーリンクス」を取り付けて「カフリストストラップ」と組み合わせました。
すると、ストラップ側の邪魔になる大きな金属パーツを右手の干渉しない位置に移動できます。
「構える時に毎回金属パーツも一緒に握ってしまう」や「一度手首の外にストラップを回す」ことがなくなるので、これは便利です。
おわりに
S9用SmallRigのL型グリップの感想をまとめます。
良い点としては、
- 背面サムレストとL型グリップの両方に指がかかるためカメラを安定させやすい
- 小指余りを解消できる
- 純正品のクオリティで見た目も良い
- ストラップ取り付け場所が増えて自由度が増す
逆に欠点は
- 軽量なはずのS9がやたら重く感じてしまう
といった感じでしょうか。
少しでも軽くしたい時はグリップ無し、重めのレンズを付けるときはグリップあり、みたいな状況に応じた使い方もアリですね。