2日目からバイクに乗り始めました。
準備
二輪控室で、指導員の方に教わりながらプロテクターをつけていきました。
- 胸・肩
- 肘
- 膝
プロテクターの上からゼッケンをつけて、教習を受ける準備が整います。
膝のプロテクターはバンドがマジックテープになっているのですが、止める場所を足の内側に持ってくると外れにくいそうですね。
指導員の方からは「次からはプロテクターとゼッケンをつけた状態で待っておいてください」と言われました。
あと、緊張しているとヘルメットを着けるときにアゴ紐を着けるときに上手く入らず手間取る可能性がありますので、自前のヘルメットを使うなら家で何度か着脱の練習しておいた方がいいです。
バイクの引き起こし
バイクの引き起こしは想像以上に大変です。
教習車はガードが沢山ついているため、150kgを超える車重になっています。これは日常生活で持つことのない重さです。
「小型二輪」=「軽そう」と思い込まない方がいいですね。横になったバイクの重さには面食らいます。
普段仕事で力を使うこともなくて「自分には力がないほう」と思っている方は「えっ、マジか。これを起こす?」ってなるかも。
ちなみにこの重さ、バイクとしては軽い方だそうですね・・・!(普通二輪教習車は200kg)
バイクの引き起こし手順
- エンジンを切った状態にする
- サイドスタンドを出す
- フロントブレーキを握る
- 両手でハンドルを握り、腰をバイクに密着させる
- 向こう側に思い切り立ち上がるようにして、腰でバイクを押し上げる
私は「腰を当ててバイクを押し上げる」ということがその場では理解できず上手くできなかったので、ハンドルを持って全力で持ち上げるというゴリ押しな方法で行うしかありませんでした。
「うわーもう限界かもしれん」というギリギリ引き起こすことができました。
いきなりの力仕事でフルパワーを使ったのでしばらく頭がボーっとしていましたね。
操作説明・バイクに跨る
バイクの操作説明はアクセル・ブレーキ・クラッチ・シフトペダル・ウインカーといった基本部分のことで、話を聞くだけでした。
そのあとにバイクの乗り降りを行います。
- フロントブレーキを握ってバイクを立てる
- スタンドを払う
- バイクに跨る
私の場合、「バイクに跨る」のがスムーズにできませんでした。
原因は「シートは後ろの方が高くなっている」ことと「足が思ったより上がらない」からです。
運動する習慣がない+仕事がデスクワークだと「30代なのにこんなに足上がらないの!」と自分に衝撃を受けます。それくらい体が硬くなっているので注意です!(股が痛い)
バイクから降りるときも足を上手く下ろせず足をシートに引っ掛けてしまうとバイクを倒してしまうので、乗るとき以上にゆっくり気をつけて行う方がいいです。
発進と停止
5m程度の距離で、発進と停止をひたすら行います。
初心者あるあるでアクセルの加減が分からず多めに捻って急加速するとヒヤヒヤします。
バイクはクルマに比べて1人乗りで車重も軽いからか、125ccでもすごくパワーがあるように感じますね。
最初は足つき状態で半クラッチだけで前に進み、クラッチを切ってニュートラルに入れ、エンジンを切って戻るの繰り返し。
慣れたらアクセルを入れて1速で走りながらステップに足を上げるまで行いました。
- ニュートラルから1速にギアを入れる
- アクセルを少しひねる(加減がむずかしい)
- クラッチレバーを半クラッチ状態になるまで離す
- 走行する
- ブレーキをかける
- クラッチレバーを握る
停止したあとはギアをニュートラルにしてエンジンを切り、後ろに下がるの繰り返します。
バイクはクラッチよりもアクセルの方が難しいですね・・・恐怖心が勝って回せないのでガクガクなります。
ニュートラルに入らない件
バイクのニュートラルはクルマと違って2速と1速の間にあるため、シフトペダルを軽く操作するという特殊な扱いが必要です。
初日は力加減がぜんぜん分かりません。
1速と2速を行ったり来たりで、なんとなくコツをつかむまでニュートラルに入れるのが至難の業でした。
私としては、2速からニュートラルに入れるほうがやりやすいように感じました。
つま先を上げる力でコントロールすることは生活ではないので、踏み下ろす方が単純に慣れているんだと思います。
リアブレーキが使えない件
リアブレーキを右足で操作はバイクで初体験なので、よく忘れます。
アクセル・クラッチ操作をしながらステップに右足上げるで頭が一杯になりました。
停止時に使うのを忘れてよく指摘を受けました。フロントブレーキだけでも止まるのでつい忘れちゃうんですよね。
なので、リアブレーキは操作が安定するようになってから多少使えるようになってきました。これは慣れるまで時間がかかります。
おわりに
バイクはクルマより難しいと感じました。
バイクは進む・止まるに加えてバランスを取らないといけません。そのためには繊細なアクセル操作が必要です。上半身はガッチガチに緊張しまくりです。
街で見かけるライダーさんはヒラヒラと乗りこなしているイメージしかないのですが、いざ自分が運転するとなるとクルマとも自転車とも運転感覚が違いすぎてポンコツっぷりを発揮しています。
「クルマの運転経験があればバイクも簡単に運転できる」という考えはちょっと置いておき、頭を空にして教習に臨む方がいいですね。
クルマを15年以上運転していてもMTの仕組みが分かるぐらいで、操作に関しては使えるものがありません。
とはいえ、乗り物はとにかく「慣れ」が大事だと思うので、引き続き教習所に通って練習を続けたいと思います。