バイク教習④:外周とS字とクランク

コースに出て走ることが主になり、やっとバイクに乗っている感じが強くなってきます。

ただ、バイクを低速で操る技術が想像以上に難しいことに苦悩するのでした。

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外周

ニーグリップをして緩やかなカーブを走ると風が気持ちよく、難しい操作もありません。

緊張しているのもあるので、外周をずっと走っていたい気持ちになりました。

やることはこんな感じ。

  • 車線変更
  • 直線で30kmまでスピードを出す
  • カーブ前でしっかり減速してシフトダウンをする

3速へのギアチェンジは慣れるまで少しもたつきます。ただ、基本は1速→2速と操作は変わらないのですぐに慣れました。

しかし、バイクに乗った30kmはすごく速く感じます。この速度で風を切って進むことは初めてだったのので余計に、でしょうね。

S字

S字は入る前と出る時が難しかったですが、すぐに慣れます。

クランクのようにカーブが直角ではない分、スピードの許容範囲が若干広いので、アクセルの回し過ぎにさえ気をつければフラつきながらもなんとかなることが多いです。

ただ、スピードを落としすぎるとコケそうになるので、半クラとアクセルで速度を一定にするを意識する必要がありました。

ちなみに、125ccは2速でS字を走った方が速度のバランスが良いと感じました。2速に入れた状態で進む力がちょうど良いスピードになるんです。

その場合、クラッチもアクセルも触らずにリアブレーキだけでコントロールできます。

しかし、楽してるのはちゃんとバレて「1速に入れてで走ってください」と指導が入ったため、走り方を変える必要がありました。

クランク

幅が狭いしパイロン近いしと、最初はめちゃめちゃ難しく感じます。

クランクはS字より低い速度を保ちながら、バイクを傾けず走る必要があります。

バイクは速度が低くなればなるほど不安定になる乗り物で、重量もあります。適切なアクセルとクラッチ操作が難しく、低速は本当にキツイと感じました。

クランクで初めてバイクを倒してしまいました。

原因はフロントブレーキを強くかけたことによる失速+エンストです。

また、何度もパイロンに当たるので「下を見ずに進行方向に目線を持っていくように」と指導されるのますが、絶対に下は見ます。

そして、ハンドルを切ったときに手首の角度が変わり、アクセルを大きく開けすぎてパニックになったりもします。

これは何回も走ってなれるしかありませんでした。

クランクを安定して走るコツは、リアブレーキをかけつづけて車速を一定にコントロールすることです。

指導員からは「半クラッチで車速をコントロールを~」と言われるのですが、重要なのはリアブレーキだと思っています。

クルマでは低速域でブレーキを引きずりながら曲がることって無いので、理解するまで時間がかかってしまいました。

フロントブレーキは使わず、クラッチはエンストしない程度に握れていれば良かったというのが感想です。

おわりに

バイクを自転車の延長ぐらいで考えていたので、「ここまでうまくいかないものなのか」とヘコんでしまいました。

指導員からの教えは頭で理解できても、手や体が思ったようについていかないんですよね。

スピードやアクセルの状況で姿勢の保ち方が大きく変わるのはクルマにはないところです。

バイクブームもあってか、週末に1時間乗れたらいい方でした。次の教習まで1週間空くと、先週学んだことができないこともあるので、先に進まず本当に辛い状況になると思います。

バイクを趣味にしたい場合はまずこの壁を乗り越えなければなりません。

家に帰ってからYouTubeでマッスルバイクチャンネルを見て頭の中でシミュレーションして・・・と、バイクに乗れない間は意識を変えることに集中しました。

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